ソニーに思う日本の現状

2011年4月24日のブログの転記です。
以前、書いていたブログの転記もこれを入れてあと3回です。

本日の新聞でソニーの元会長である大賀さんの死去を知りました。
ご冥福をお祈りいたします。
ソニーの成長は日本の成長そのものであったように思います。
ハードウェアであるトランジスタラジオ、ウォークマン、プレイステーション。
ソフトウェアである音楽、映画、ゲーム。
どれも人々を魅了し、楽しませる文化がソニーにはあったと思います。
それこそが日本がグローバルに発信するMade in Japanの本来の姿なのではないか、
日本が誇れる文化ではないかと思います。 Read more

日本メーカーによるブランディング

2011年2月11日のブログの転記です。

東京は雪による寒さが増してますね。
現在行っているプロジェクトのひとつがようやく山を越えようとしています。
少し、時間が出来たので最近、考えていたことを書こうと思います。
日本のコンテンツビジネスの代表格であるアニメやマンガが欧米で人気が出ていることは周知の事実ですが音楽や映像など他のジャンルが海外へと進出する場合に課題になるのが需要と共に認知をいかに広げるかだと思います。アニメやマンガはオタクという言葉が海外でも受け入れられているようにアンダーグランドから徐々に広がり、アニマックスやカーテューンなどのチャンネルでも放送されることでクオリティや楽しさを現地の人達が実感できたことは大きいのではないでしょうか。
パフィがアメリカデューした際に自分達が主人公のアニメ番組がカーテューンでも放送されて家庭での子供から老人へと幅広い認知を広げる結果となりました。私も子供の頃にわざわざアンテナをTVKに合わせアニメ ザ・ビートルズを夕方から観るのが好きでした。 Read more

イノベーションその2

2011年1月26日のブログの転記です。

今日は竹中平蔵先生の「経済古典は役に立つ」を読んでいます。
古典になぞらえての小泉改革を推進した竹中先生の意思の拠りどころを垣間見れるような本です。
小泉内閣については人によって意見が相当異なりますが郵政事業を民営化させた屈強な精神は尊敬すべきであると感じています。
今回、この本について取り上げたのは第4章の「シュムペーターの創造的破壊」という章で語られているイノベーションの内容が興味深く、ご紹介したいと思いました。

イノベーションとは新結合を遂行することであると言っています。
新結合とは新しいやり方で従来の生産技術やサービス、商品を結び付けることだとしています。
プロ野球選手がカヌーを漕いでみたり、陶芸をしてみたりとオフにシーズンにいろいろなトレーニングを試みていますがこういったこともイノベーションな発想ではないでしょうか?
体のバランスや精神集中といった野球に必要な要素を野球の練習とは違った試みから得ていく。
視点を広げることや従来の発想を否定してみることからイノベーティブな効果が得られるように思いますが自分を自由な発想に解き放つ内外環境も重要な要素かもしれませんね。

イノベーションその1

2011年1月9日のブログ「メディア・コンテンツのイノベーション思考」の転記になりますがこの頃は主に音楽やメーカーの海外への展開やローカルでの活動について考えていたのだと思います。
日本の技術やブランドを代表するソニーがどのような発展をしていったのかが今でもいいヒントになりますね。

久々のブログの更新ですがイノベーションについて何回かに分けて触れたいと思います。
ソニーの森田昭夫元会社の言及ですが「新しい発明発見も大切ですが、既存の技術を使って全く新しい製品を考え出す知恵があれば、一つのインダストリーとして立派に成長するのだということをウォークマンは実証したのです。」、イノベーションを技術革新であると思われているかもしれませんが決して新しい技術を作ることがイノベーションではないのです。
アップルによるiPhoneやiPadが最近のイノベーションの代表とされていますがイノベーションは新しい生活スタイルの提案こそ真髄であります。iPhoneもデバイスの7割は日本製の部品でできてます。それを商品としてパッケージ化しまったく新しい発想の商品として消費者に提供する。ソニーのウォークマンについて森田氏が言及されたことも同様だと思います。 Read more

Creative Design from Media Creative Lab

クライアント様の持つ課題へのパートナーとしてプロダクト&サービス開発、インテグレートコミュニケーション、ストーリーテリングによるクリエイティブをデザインいたします。